――秋を飛ぶ蝶――
枯葉舞う秋の冷えた空の中、蝶が飛ぶのを見たことがあります。
蜘蛛の巣から逃れたのか、篠突く雨に打たれたのか、
破れかけた羽根を懸命に羽ばたかせながら冷たい風の中を飛びつづける蝶――。
その蝶を見かけた時、私はもうその姿から目が離せませんでした。
定かではない何かに立ち向かうかの様に、ぎりぎりのいのちをかけて、飛びつづける蝶。
飛びつづけることの疑いや迷いは微塵もなく、蝶は、ただひたすらに飛んでいます。
飛びつづけるかぎり、蝶は生きつづけています。
音楽座ミュージカルの登場人物たちも、どんな逆境と見えるどん底にあっても、
ただひたすらに生き抜いています。
“一寸先は闇”ではなく光。
その生きる姿が、秋の空を飛びつづける蝶のように、
御観劇いただいた皆様の生きる勇気と希望につながるひとつでありますように――。
その願いをこめて、私たちは作品を創りつづけます。
どうぞ御観劇いただける機会をつくられ、劇場に足をお運び下さい。
一同、心よりお待ち申しあげます。
音楽座ミュージカル/Rカンパニー
代表 相川レイ子