INTRODUCTION イントロダクション
次世代アートの可能性を求めて、ミュージカルが最新技術と融合。
“観る”ことにとどまらず、観客も出演者とともに当事者としてその場を共有するミュージカルを目指して誕生した「音楽座ミュージカルラボシアター」の進化版。音楽座ミュージカル「リトルプリンス」をベースにVR(ヴァーチャルリアリティ)技術やIoT技術、立体音響技術などの最新技術を利用して没入感を高め、まるでそれぞれが登場人物になったかのように体感できるミュージカルである。また、同時にアナログに没入感を高める、ライブのミュージカルでは世界でも珍しい“応援上演”も試み、新しいミュージカルの可能性として提示した。
OUTLINE
VR席:8KのVR映像を、昨年の限界であった10台を超えた20台のHMD(ヘッドマウントディスプレイ)で同期再生。登場人物である飛行士が体験した場面をVR、王子の回想シーンをリアルのミュージカルで、20人全員が同じ体験を共有しながら体感した。同時に32ch立体音響技術も今回のために新開発。録音した音の空間配置をリアルタイムで計算、再構成して再生し、VR内の映像と音の方向・奥行き・距離感を再現し、臨場感や没入感を高めた。
一般席:IoT技術を用いて開発した専用ネットワークLEDライトを使用。ときには王子が地球で出会う花たちに、またときには王子とキツネが見る麦畑に、さらに王子と飛行士が飲む水にもなり、物語を表現する一員として思い思いに作品に参加した。
MOVIE ムービー
VOICE 観客の声
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非常に挑戦的なミュージカルだなと思いました。
包み込まれるような音響に、特にクライマックスは感動しました。
途中でゴーグルを外す際、劇から現実に戻される感覚があったのは否めませんが、装着時に音楽を流す等の工夫が見られた点は良かったと思います。 (20代女性・一般席) - 将来的な可能性しか感じないツールだと思えた。今後一層クオリティが上がるのが楽しみ。このように演者と近いミュージカルは初めてなので、それも新しくて良かった。(30代女性・VR席)
- 一般席でしたが映像と実演の融合がすばらしくて、見ごたえがありました。まだまだ進化できる余地を感じました。次回作に期待します。(50代男性・一般席)
- 舞台を作る一人として参加しながらの観劇、とても楽しかったです!!(40代女性・一般席<応援上演>)
CREATIVE クリエイティブ
原作:アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ『星の王子さま』
脚本・演出:相川タロー・ワームホールプロジェクト
音楽:高田 浩・金子浩介・山口琇也
振付:上島雪夫
美術:伊藤雅子
衣裳:朝倉 摂・原 まさみ
ヘアメイク:川村和枝
照明:塚本 悟
音響:小幡 亨
音楽監督:高田 浩
VR企画制作:株式会社アルファコード
オリジナルプロダクション(「リトルプリンス」)
総指揮:相川レイ子
脚本・演出:ワームホールプロジェクト
音楽:高田 浩・金子浩介・山口琇也
企画製作:ヒューマンデザイン
メインビジュアル:サンダースタジオ
舞台写真撮影:ヒダキトモコ