リトルプリンスVR
INTRODUCTION イントロダクション
“ライブ”のミュージカルと最先端のVR技術のコラボレーションによる
世界初事例の革新的コンテンツ。
2017年2月、株式会社アルファコードの協力によりトライアル版を公開した革新的コンテンツ。最先端のVR技術を用い、同時にライブのミュージカルを組み入れるという、他に類を見ない世界初事例の試みである。演劇関係者、VR関係者問わず、「鳥肌もの」「役者を身近で感じ、観客さえもVR内に存在させる演出のおかげで、孤独感を感じることは全くなかった」など、大きな反響を呼んだ。
SUMMARY
『星の王子さま』を原作に描く音楽座ミュージカル「リトルプリンス」をベースに、飛行士の体験を観客が追体験。飛行士自身の回想はVRを、王子が自分のことを語る場面ではライブのミュージカルを用いて演出した。 また、最後のシーンでは参加者ひとりひとりが思い思いに星を現出させ、全員で一つの作品を創る仕掛けを入れ込んでいる。
株式会社アルファコードについて / Webサイト:https://www.alphacode.co.jp/
2013年よりバーチャルリアリティ(VR)コンテンツの開発を行い、その実績を活かしたソリューションとして、2015年5月14日、VRコンテンツ制作ソリューション「VRider(ブイライダー)」の提供を開始。本ソリューションではVR用ヘッドマウントディスプレイ向けに、8Kを超える動画VRコンテンツの企画・撮影・編集・エンコード・再生までをワンストップで提供しています。
MOVIE ムービー
VOICE 観客の声
- はじまりからミュージカルに引き込まれた。われわれ観客はまずVRをつけていない状態で、主人公の“ぼく”をリアルで見ていた。そして、“ぼく”が「VRをつけてください」というのでVRをつけると、VRの中で表示されている映像に、いま目の前にいたはずの“ぼく”が立っていた。つまり、VR内では今と同じ状態が事前に撮影された映像が流れているのだが、目の前で“ぼく”がわれわれに語りかけている様子が、一瞬、リアルなのかバーチャルなのか(ARなのか?)区別がつかず脳が混乱し、間違い探しをするように釘付けになってしまった。
- 今まで仮想現実の中で見ていた役者たちが、今度は目の前で演じ歌っている。例えるなら、今まで映画でしか見たことがなかった俳優が突如目の前に現れ、目の前で映画の続きを演じているような不思議な感覚だった。これはミュージカルだけを見ていたら味わえない感覚かもしれない。
- 観客は誰1人として同じ光景を観てない。つまり、個別にこの“ハイテクな企み”に参加しているのである。観客参加型の演劇、サイリウムを振って応援する、スマホで投票し、物語のエンディングを観客が決める、といったものがあるが、これもまた、観客参加型、しかも物語に入り込むことの出来るユニークなものである。遊園地のアトラクションではなく、あくまでも演劇、しかも物語の主要人物を“体感”、まだ“初演”なので試行錯誤の部分もあるようだが、いずれにしてもエキサイティングな試みだ。
CREATIVE クリエイティブ
原作:アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ『星の王子さま』
脚本・演出:相川タロー・ワームホールプロジェクト
音楽:高田 浩・金子浩介・山口琇也
振付:上島雪夫
美術:伊藤雅子
衣裳:朝倉 摂・原 まさみ
ヘアメイク:川村和枝
照明:塚本 悟
音響:小幡 亨
音楽監督:高田 浩
VR企画制作:株式会社アルファコード
オリジナルプロダクション(「リトルプリンス」)
総指揮:相川レイ子
脚本・演出:ワームホールプロジェクト
音楽:高田 浩・金子浩介・山口琇也
企画製作:ヒューマンデザイン