泣かないで
AWARD HISTORY 受賞歴
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1994.5.24
第四回グローバル舞台賞
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1995.2.27
第二回読売演劇大賞 優秀作品賞
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1995.2.27
第二回読売演劇大賞 最優秀スタッフ賞
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1995.2.27
第二回読売演劇大賞 優秀スタッフ賞
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1998.2.27
第五回読売演劇大賞 優秀作品賞
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1998.2.27
第五回読売演劇大賞 優秀女優賞
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1998.2.27
第五回読売演劇大賞
優秀スタッフ賞
INTRODUCTION イントロダクション
重厚なテーマをダンスミュージカルとして描いた作品
1994年初演。芥川賞作家である遠藤周作氏の『わたしが・棄てた・女』を原作に、重厚なテーマを美しい旋律と踊りで綴ったダンスミュージカルである。街が復興のエネルギーに満ちていた終戦間もない東京を舞台に、雑誌の文通欄で知り合ったクリーニング工場の女子工員・森田ミツと、貧しい大学生・吉岡努の二人を巡る人生の軌跡が物語を展開していく。初演時に観劇した遠藤周作氏が号泣し、「自分の作品で泣いたのは初めてだ」と語った。
STORY ストーリー
昭和24年。吉岡努は雑誌の文通欄で知り合ったクリーニング工場の女子工員・森田ミツとデートをする。大学生とのデートに胸をときめかせるミツだったが、吉岡ははけ口が欲しいだけ。ミツと一夜を共にした後下宿を引き払って姿をくらませる。そんなこととは思いもせず、次のデートを夢見てカーディガンを買うために残業に励むミツ。やがて給料日になり、給料袋を握りしめて店に向かうミツは、上司の田口が生活費のことで女房と言い争う場面に遭遇。その心に赤ん坊の泣き声が突き刺さり、結局、稼いだ金を田口の女房に差し出してしまうのだった。一方吉岡は、大学を卒業して就職し、社長の姪である三浦マリ子に思いを寄せるようになる。
MOVIE ムービー
VOICE 観客の声
- ミツが生きていることがまわりの人を変え、死が吉岡を変え、「泣かないで」を観ている人、一人ひとりの何かを変えていく……。そんな力のあるミュージカルでした。
- 一度観たので今度は冷静に観られるのかなと思っていたのですが、不覚にも前回以上に泣いてしまいました(^^; 先を知っている分、これから起こる事への感情移入が強まり、またいろいろな場面でミツの優しさや健気さに心を打たれました。 一緒に観劇した友人は介護の仕事をしているため、より感じるものがあったようです。 スール山形の「忍耐と努力を必要とするもの」という台詞がすごく分かるとともに考えさせられたと言っていました。
- 無垢な心は傷つきやすいけれど、何より強いのだと実感させられました。人は生きていくうえで、何かに傷つき誰かを傷つけてしまうことがある。受けた傷が大きいほど、人に優しくなれるのかもしれません。
CREATIVE クリエイティブ
原作:遠藤周作『わたしが・棄てた・女』
脚本・演出:相川タロー・ワームホールプロジェクト
音楽:井上ヨシマサ・金子浩介・高田 浩
振付:杏奈・ワームホールプロジェクト
美術:伊藤雅子
衣裳:原まさみ
ヘアメイク:川村和枝
照明:塚本 悟
音響:小幡 亨
音楽監督:高田 浩
オリジナルプロダクション
総指揮:相川レイ子
脚本・演出:ワームホールプロジェクト
音楽:井上ヨシマサ・金子浩介・高田 浩
製作著作:ヒューマンデザイン
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2023年公演 メインビジュアル:ニコラ・ド・クレシー
舞台写真撮影:二階堂 健